最後の質問の時間は「最大のアピール時間」

まずこの「最後の逆質問」の時間は面接においてどのような位置づけなのかを説明してこう。
これを最後に面接官が聞いてくる意図として「あなたはホントの本当にうちに興味ありますか?」という意味が込められているのである。つまりこの最後の質問で「特にありません」と答える事は「あなたに興味ありません。行きたいと本気では思っていません」というサインになるのである。

本当に行きたい企業であれば、自然と逆質問も出来るだろう。しかし大半の企業は第2志望やそれ以下の企業であると思うので、事前準備なしには逆質問しようがないだろう。もしあなたがその企業から内定が欲しいと思っているなら、ある程度は「最後の逆質問」のための準備が必要になるのである。

聞きたい事が全て着きれば終わってOK!無理に引き延ばす必要はない

ほとんどの企業は、最後の数分間だけを最後の逆質問に充てている。しかし場合によっては面接が思った以上にスムースに進んで、全て聞き終わってしまい時間を持て余す事が起こる。そのような場合は「逆質問」の時間が長くなる事がある。

もしそのような状況にあなたが出くわしたとしても、無理に時間を精一杯使う必要がない。
用意してきた質問や、面接をしていて感じた新たな疑問をぶつければ良い。早く終われば「これ以上はありません」と言って切り上げあることも当然可能だ.

面接官も人間なので、1日に10人とかと面節やっているとかなり疲れてしまう。早く終われば少し休みを取りたいと正直のところ思っているのだ。つまり無理に話しを伸ばしても面接官をイライラさせるだけであるし、無理に話しを引き延ばしてもあなたのボロが出てしまうだけかもしれない。

そのようなリスクがあるので時間を無理に使う必要はない。
用意してきたこと、感じた疑問だけをぶつければ良いのである。

最後の質問で聞きたい2つのこと

ではこの最後の質問では何を伝えればよいのだろうか?
私がいつも伝えているのは2つの事である

(1)自分のビジョン(志望動機)が実現出来るかを確認する
あなたの志望動機が本当にその企業で実現出来るかを聞いてみて欲しい。理由は純粋にあなたと企業のマッチング度を確認するためと、志望動機を伝える上で必要な「企業研究してきた熱意」を伝えるためだ。

「私は御社を調べた結果、○○ということから私の入社希望理由の○○が出来ると思っています。」
「私は将来○○を御社で実現したいと思っています。それを実現するために御社ではどのようにキャリアを進めていけますか?」

このような質問は面接官にとってとても響く内容だ。是非とも事前に用意しておきたい。

(2)第一志望であることを伝える
2つ目は逆質問ではないが、念を押して「第一志望」という意志をはっきりと伝える事だ。
実は意外と多くの学生が「第一志望」と言わないのである。仮にウソだとしても「ウソも方便」。面接官は忙しい時間を割いて面接にきているので、「第一志望」と言われると嬉しくなるものだ。それに何よりも面接官は内定辞退や面接辞退を恐れている。第1志望と言われれば、優先的に合格させたくなる。
ぜひともこの「第1志望」という意志を、はっきりと最後に伝えよう。

おわりに

以上が「面接で最後の逆質問」について説明してきた。
読んでみてどうだっただろうか?最後の逆質問の時間の重要さと有効な使い方は分かってもらっただろうか?是非とも皆さんにはここでご紹介した事を実戦して頂きたいと思う。

新規会員登録はこちら
ページトップ